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お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子
お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子
Auteur: satomi

プロローグ 

Auteur: satomi
last update Date de publication: 2026-03-01 09:46:15

私は瀬(せ)蓮(ばす)と申します。王家に仕えてウン十年、今は坊ちゃん方のお世話係のようなものをしています。

とは言え、現役時代からの衰えはないつもりです。人脈もあります。

「瀬蓮ー、それじゃあ、行くぞー!」

尊(たける)様が仰ります。尊様はこの国の第3王子でいらっしゃいます。自分には王位継承権はないだろうとはやくから、私めが武術を教えて差し上げています。筋がよろしく、私の目が黒いうちに負けてしまいそうです。スキルを武術にかけているので、そうなるのでしょうか?先の事は誰にも分らないですけど。

「瀬蓮!まさか行きたくないとかか?」

  聡(さとし)様は仰りますが、この瀬蓮!そのようなことは決してございません。聡様はこの国の第2王子でいらっしゃいます。自分はスペアみたいなものだからいいだろう?といい、この決断をしたわけです。スキルも医術に全部かけました。彼らの母上を助けられなかったことに由来するのか?おっと深く話すのは執事としては口が軽いですね。

「瀬蓮!置いていっちゃうよ?」

 悟(さとる)様が仰ります。悟様はこの国の第4王子でいらっしゃいます。一応王位継承権は持っているままです。悟様はまだ自分のスキルをどうするかを考え中のようです。

「いや~ん、ワタシを置いて行かないで~♡」

 彼女(?)は王家の諜報部にいるので情報収集の腕は確かなのですが……。何というか、私には理解が出来ないですね。王子が好きなようで……。スキルは情報取集でしょうか?女装かもしれない……。名前はキャサリンです。

以上5名で王家に伝わる扉を抜けて、異世界の喫茶店なるお店を経営したいと思っている次第であります。

「「扉を抜ける」とかなんかエッチな響きね?」

「「「キャサリンうるさい」」」

「いや~ん♡」

……前途多難の様相です。

王子たちには‘久我’という名字を与えました。

生活に必要な知識などは全てこの瀬蓮が3兄弟とキャサリンに叩き込みました。

さぁ、喫茶店の営業開始です!

喫茶店と言っても、普通の喫茶店ではありません。

裏の顔を持った喫茶店――。

依頼主がカフェラテでラテアートのドロップを選択すると、依頼主と認定し、どうしたいのかを聞く。

内容により、依頼を遂行。ただし、依頼料として依頼主の命のように大切なものを頂く。我々は慈善事業をしにわざわざ異世界に来たわけではありません。

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    「え?『一身上の都合によりしばらく休業』って??」「うそー!!癒しを求めて来たのに!!」そう、俺ら家族+αはクーデターもおさまっただろうけど、安定してないだろう国をどうにかするため、帰国することにした。キャサリンは店(おかまバー)の権利書を丈一郎に渡したらしい。キ・「ジョナサン、この店はあんたに任せるワ。私はしばらく留守にするから、この店と働く皆のこと、頼んだわネ」丈一郎(源氏名がジョナサンなので、以下ジ)・「キャシー姉……。キャシー姉がいないなんてジョナサン悲しい!」キ・「こら、我儘言わないの!私だって悲しいケド、あの3兄弟が行くって言うから…」ジ・「え?!聡さんも尊さんも悟クンもいなくなるの?」キ・「イケナイ!口がすべっちゃった。てへっ♡」ジ・「必ず、必ず!みんなで戻ってきてくださいね!あたしはこの店を守って待ってますから!」キ・「頼んだわヨ!ジョナサン!」 なるやりとりがあったらしい。女(?)の友情だな~と思った。聡は国王だなー。そうすると、緑さんは王妃か?俺・尊と悟は王弟か? キャサリンは向こうに行ってもお店開きそうだな…。裏稼業が情報屋の。瀬蓮はどこでも俺らの執事ポジションだよなぁ。 俺は軍部を何とかしたいなぁ。悟は何するんだろ?緑楓・「「へぇー、これが聡尊悟クンの故郷かぁ。あ、キャサリンと瀬蓮も故郷なんだよね!」キ・「そうよぉ。ま、わからないことあったらなんでもお聞き!」瀬・「私はいろんな世界にいましたからなぁ。でもここが一番長いでしょうか?」緑楓・「「中世ヨーロッパちっくよねぇ」」キ・「でもちゃんと上下水道の設備はしっかりしてるのよ。服装も今のままでわりとだいじょうぶかな?うーん、王宮に入るにはちょっと……」瀬・「もうちょっとフォーマルな格好の方がいいですかな。坊ちゃんたちもですぞ」聡尊悟・「「「坊ちゃんはやめて!特にこっちの世界で!」」」 俺達は各々スーツなどを着て、王宮入りした。「そこの集団!止まれ。この先は王宮だ。招待客又は身分がしっかりした者しか入れない。当然身分を示すものを持っているんだろうな?」 王宮の門番の下品な笑み。なんだろう?自分がマウントをとった気でいるんだろうか?聡・「これでいいか?」 と聡兄が見せたのは、聡兄のコンプレックスである色素が薄い瞳。遺伝らしい。「はっ、これは王

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  • お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子   Case17.3兄弟、帰郷する~奪われた王国と新たな即位~

    瀬・「大変でございます!あの世界で王家がクーデターに倒れました。現在、国を掌握しているのは件の侯爵閣下だとか……」尊・「よほど王家を掌握したかったんだね。本当は聡と娘を結婚させて裏から掌握したかったんだろうけど、緑さんと結婚しちゃったもんね~」緑・「私のせいなんですか?」悟・「違う違う!そもそも侯爵閣下は国を掌握したかったみたいだし」瀬・「それでですね…クーデターにより、お父上と第1王子がお亡くなりになりました。幸い(?)坊ちゃん方はこちらにいらしたから被害はありませんでしたけど」尊・「と、いうことは?聡兄が王位継承権第1位で即国王じゃん」緑・「えぇ~!私、王妃なんですか?」聡・「まぁ、そういうことになるけど。はぁ、俺はこっちでのん気に生活したかった…」尊悟・「「わかるー」」瀬・「第4王子もいらっしゃいますが、このまま即位なされれば侯爵閣下の傀儡になること間違いなしでしょう」聡・「そうだろうね。瀬蓮の部下にあの国の政を任せられるような人材はいない?」瀬・「無茶を仰りますな。玉璽もありますし、国王のサインに他国との外交」聡・「あ、俺外交無理。3人で協力してこっちの喫茶店と国の経営をできないかな?」瀬・「公の場には国王として姿を現した下さいね」緑・「私は国の経理を担当するわ。なんなら過去の帳簿もチェックして、横領とか洗い出すし」聡・「心強いな」尊悟・「「惚気かよ?」」尊・「俺は軍部をなんとかしよう」聡悟・「なんとかって?」尊・「んー、現体制の立て直しとか?」悟・「俺は…大学の出席日数とか気になる…」瀬・「悟様は異世界の方でキャンパスライフを!」悟・「丈一郎いるけどなぁ…」 こうして、俺達は元の世界に戻った。そして、力尽く実権を侯爵閣下から奪い取った上で、聡の即位と婚姻を国民に知らしめた。  現体制にはみっちりと瀬蓮に仕込まれた俺・尊と聡兄と緑さん。緑さんは家事をしなくてよくなったので、経理に力を注いだ結果、貴族の中の膿を取り除くことに成功した。 聡兄はもともとレアキャラ(笑)なので、この世界にいるままどうしてもの時は瀬蓮に呼びに行ってもらう事にしている。実際、手術が必要な依頼は最近無いし。緑さんはこの世界にいたまま。異世界で家事をするのが俺か悟になるので、俺らの負担が増えた。 喫茶店の方は常に悟がいる。あ、大学で

  • お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子   閑話 聡の婚約~運命の出会いは突然に~

    瀬・「聡様!お喜びください!聡様の条件に当てはまるような令嬢が見つかりました!」聡・「えーと、俺が出した条件は、確か家事全般出来て、経理も可能、見目麗しく、芯がしっかしている…だったかな?」悟・「そんな人間いるの?」瀬・「瀬蓮が探し当てました!えー、元の世界の侯爵令嬢ですので、こちらの常識を学んでいただく必要はありますが、侯爵令嬢にもかかわらず、家事全般が可能。侯爵令嬢ですので、そのうち元の世界に戻った時に文句を言われることもないでしょう」尊・「忘れてたけど、兄貴は第2王子だもんなぁ。そんな俺は第3だけど」悟・「俺は第4だったっけ?」瀬・「坊ちゃん方は疎まれてらっしゃいますから、この世界に来たのです」聡尊悟・(そうだった……。)瀬・「近いうちにこちらの世界に連れてきます。侯爵令嬢ですが、侯爵閣下は王家とコネクションができるのだから、いい話でしょう」聡・「政略結婚ということになるのか?」瀬・「おや、聡様は恋愛結婚を希望で?しかし、聡様の条件に当てはますような方との出会い              があるでしょうか?」聡・「……」「「いらっしゃいませー」」尊悟・「しまった!closeにしてなかった」「あら、SNSでは清潔感のあるってあったのに、埃見っけ!あ、ゴメンなさい!私、めざといんです」聡・「すみませんが、あなたのお名前をお聞きしてもよろしいですか?」尊悟・(あの人見知りの激しいレアキャラ(笑)の聡兄が話しかけている!)「えーと、私の名前は緑といいます。ほら、瞳の色が緑色でしょう?」聡・「……カラーコンタクトしているみたいなんですけど」緑・「あぁっ、またやっちゃった。私いつもなんですよ、普段は税理士事務所で経理を担当しています。一応しっかりしたキャラなんですよ?」聡・「今更聞いても……。あ、失礼。私の名前は久我聡で、3兄弟の長男です」緑・「この店はSNSでイケメンが経営しているって有名ですよね?でも、2兄弟って……」聡・「実は私は人見知りでそうそう人前に出ないんですよ。だからかなぁ?」尊・「瀬蓮。あの二人、会話が盛り上がってるみたいなんだけど?」瀬・「そうでございますね。聡様が人見知りをしていない点も良いですね。経理を担当しているようですし、聡様の理想にかなり近い人材かと考えます」 その後、緑さんはちょくちょく‘

  • お命頂戴いたします~オーナーは異世界から来た3兄弟王子   Case. 5 離農したい甘ったれ農家

    やっぱ田舎から出てくると、迷うな。おのぼりさんに見えるんだろうか?‘お命頂戴致します。’って物騒な名前の喫茶店はここで合ってるよな?「「いらっしゃいませー」」 うおぅ、キラッキラのイケメンだよ。SNSの評判予想を上回る感じだな。「ご注文はお決まりですか?」「えーと、カフェラテを一つ。ラテアートはドロップでお願いします」「では今しばらくお待ちください」 カフェラテって何だ?ラテアート?もっとネットで勉強すべきだったな。―――1時間後「お待たせしました。ご用件はなんでしょう?」「俺を見てわかると思うが、俺は農家だ。離農したいんだ。その手伝いをしてほしい」尊・「わざわざここに来

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